2013.08.07 Wed 00:24

art it(ジョージア・オキーフのこと)


Georgia O'Keeffe
偉大な抽象画家


私は、写真も好きですが
絵を見たり、美術館や博物館で時を過ごすのも好きです。
写真を撮る上で、ジャンルにかかわらず、アートの世界は
良い教師だと思います。

それは現代アートでも印象派の絵でも
彫刻でも篠山紀信やアラーキーの写真でもいい。

たとえ模倣から始まっても
真剣にやれば 近づくことはできます。
ほんの数cmでもね(^_-)

今日は私の好きな画家 ジョージア・オキーフを紹介しましょう。

artit



或る日、蓮の花を撮った写真を見ていて
不意にオキーフのことを思い出しました。

20世紀の偉大な画家として
フランシス・ベーコンなどとも並び称される女性です。

この写真は蓮の花を撮影して
いつものように油彩加工したものですが
単なる油彩の写実的な絵になってしまいました。

オキーフに見せたらかなり辛口の採点を受けそうです(笑)

オキーフの綺麗な線と、大胆なクローズアップは
とて及ぶものではありません。

数年前に、彼女の展覧会を見る機会がありましたが
素晴らしい作品でした。

カラーの花やアイリスは有名ですね。

artit



この女性が オキーフです。

彼女の夫スティーグリッツはは写真黎明期の有名な写真家でした。
スティーグリッツが不遇の彼女を見出し
世に出るきっかけを作ったのですが
愛人関係にあった頃にこうした彼女をモデルとした
ヌードを世に出したことで、後に彼女が花の抽象画を発表する際に
誤解と中傷の元になったようです。

実際に作品を見るとと、その妖艶な花の美しさは
性的なイメージと重ならない人はいないでしょう。
しかし、だからと言ってそれが まるで猥褻な春画のような
扱いを受けたり心無い中傷で傷付けられるような内容ではないと言えます。
しかし、今よりももっと閉鎖的で堅苦しい価値観の中で
しかも女流という偏見もあって
そうした評価は一時的に彼女を苦しめました。

しかし強い意志をもった人は強い。

「青は藍より出でて藍より青し」
という言葉がありますが
写真家であり多くの芸術家を育てた スティーグリッツに見出された
オキーフは いつしか その偉大な写真家である
スティグリッツを超えてしまったようです。

スティグリッツが亡くなった時に新聞はこう書いた。
「オキーフの夫スティグリッツが亡くなった」と

その後の彼女の作家としての活動と
我が道を行くスタイルは ともすると
冷たい印象を多くの人に感じさせましたが
ほんとうの意味で自立していたんでしょうね。

この時代に生きた、アーティストで
3人ほど好きな女性の画家がいるんですが
それぞれ、どこかで繋がっているんですよ。

ジョージア・オキーフ

タマラ・ド・レンピッカ

フリーダ・カーロ

オキーフとタマラはシカゴ在住の時に
一緒に仕事をしたことがあるそうです。

奔放な愛に生きた画家 フリーダ・カーロは
ロシアの革命家トロツキーや
日本人の建築家 イサムノグチだけでなく
なんと、ジョージア・オキーフとも浮名を流したと言いますから
アーティストの人生って凄いですね。

平凡な人生から生まれるアートなんて
きっと どんなに技工に恵まれても
ほんとうの意味でのオリジナリティにはならないのかもしれません。

最後にスティグリッツのポートレートも見てみましょう
写真家としては珍しく被写体になることも多い人で
多くの写真が残されています。

artit


二人が結婚したのは、スティグリッツが60才でオキーフが37歳の時。

色々な諍いやドラマが有ったんでしょうが
二人の出会いは幸せだったと思います。








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Comments

mikado #- URL

こんばんは


とても素敵な記事です!

3人とも「女性の性(サガ)」というものを曝け出していますね。
特にフリーダ・カーロは生々しく、痛々しくて好きです。
私は前から彼女の眉毛が気になっています・・・(笑)

私はいろんな女流画家の作品を見て思うのですが、皆、「子宮」で感じる発想なんですよ・・・。

2013/08/07(Wed) 00:48       

Épine #- URL

Re: こんばんは

mikadoさん

お褒めいただき恐縮です。

そう私も3人の中で、特にフリーダカーロに
強烈な印象があります。
3人とも”子宮感覚”で繋がってると思うんですが
一番ストレートにそれを生き方にまで
表しているのが、フリーだと思います。

私も初めて彼女の自画像を見た時に
眉毛に眼が釘付けになりました(笑)


2013/08/07(Wed) 05:50       

ごろぉ #- URL

また、いいなと。

おはようございます。
すこし前から拝見しています。
落ち着いて仕事している いいブログだと思っています。
きょうので また いいなと。

オキーフ、好きな画家です。  ごろぉ

2013/08/07(Wed) 06:20       

Épine #- URL

Re: また、いいなと。

ごろぉさん

おはようございます。

ブログを気に入っていただいてありがとうございます。

実際に絵を書いている方に
御覧頂いたり、気に入っていただけるのは
とても嬉しいです。

私もジャンルにかかわらず、アートは好きです。
何かを表現することで
ブログを通じて共感出来ればありがたいと思います。

これからもよろしくお願い致します。

2013/08/07(Wed) 09:10       

多香子 #- URL

はじめまして。

いつも 見せてもらっていました。
いろんな処理の仕方があるんだ…顔の修正 別人に見えるくらいって。どんなワザなんだろ って思っていました。
美術に造詣がお在りなんですね。納得いたしました(u_u)
私も好きなんです。一人で美術館に行ったりします。まぁ。地方なんでそれ程 メジャーな展示会を見られる訳でもないんですけどね。

オキーフさんスタイリッシュな女性でしたけど。裸になっても素敵ですね〜。
え! カーロさんと浮名を?って…。
そうなんだ。
オキーフさんと違って眉毛は繋がってるし 民族衣装だし 時代が違うくらいに思ってました。
黎明期って 混沌として 濃い人生を送られた方が多いですね。なんだか羨ましいです(´・_・`)

また 面白いお話待っています。

2013/08/09(Fri) 00:37       

Épine #- URL

Re: はじめまして。

多香子さん

はじめまして。

コメントありがとうございます。

写真もアートも好きなので
前から気になっていた人物の写真を
何とかプライバシーの制約を超えて表現出来ればと
始めたブログです。

私はメジャーなアーティストの作品は
テレビで紹介されると混んでしまうので
あまり見に行かないんですよ。
常設展とかちょっと変わった小さな画廊でやってる
もので面白そうなのを探しています。

オキーフは芯の強さを感じさせる
クールな外見に
女性のドロドロした部分もあって
それが魅力的です。

フリーダは深い愛情と母性と
パワフルなエロを感じます。

人は眼とあごのライン
そしてほうれい線などを調整するだけで
別人になります。

勿論面影はありますが
親が見てもわからないと思いますよ(笑)

これからも遊びにいらして下さいね^^

2013/08/09(Fri) 07:06       

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